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二日酔いの吐き気間違った対処をしていませんか

ちょっと汚い話かも知れませんが、二日酔いの症状の一つで避けられないのが吐き気です。

 

中には二日酔いで辛くなってきたら指を突っ込んででも吐くという方がおられますが確かに一時的につらさが収まるのも事実です。
(実は私も学生の頃はそんな無茶をしていました。汗)

 

ですが、この意図的に吐くという行為はとても危険な行為ということはご存じでしたか?
実は最近TVCMで知名度が上がってきている逆流性食道炎の原因になってしまうんです。

 

この逆流性食道炎は、その名の通り傷ついた食道の粘膜が炎症を起こす疾患で、強い胸焼けや食道下部痛(喉の奥が痛む)の症状を伴います。

 

無理やり吐くという行為が慢性化するとマロリーワイス症候群という食道粘膜の裂傷が治らない病気につながる危険性があるんです。

二日酔いの症状|吐き気の原因

二日酔いの症状の中でもかなりツラい症状の部類に入る吐き気。

 

胸の奥から酸っぱい者が上がってきて、しかも我慢できないほどの量と早さで襲い掛かってきます。

 

そんな吐き気の原因は、アルコール分解の過程で発生する中間物質のアセトアルデヒドが持つ強い毒性の為と言われています。

 

体内でアルコールから変換されたアセトアルデヒドを体外へ排出しようという不随意反応(意識的にコントロール出来ない反応)によって吐き気が起こるという訳です。

二日酔いの吐き気|治し方

実は、二日酔いの吐き気を治すにはある程度の時間が必要と言わざるを得ません。

 

吐き気は先ほども紹介したように強い毒性を持つアセトアルデヒドを体外に排出するための反応なので、吐き気を胃腸薬などの薬に頼って無理に抑えたりすると却って体外へ排出できなくなります。

 

つまり体内でアセトアルデヒドが無害な酢酸や水、炭酸ガスなどに自然に変るのを待たなくてはならなくなります。

 

無理に吐き気を抑えるとムカムカした感覚を長時間我慢せざるを得なくなってしまうんですね。

それでも吐き気を我慢するのはちょっと...という方は

吐き気を薬で抑えるのは長引いてしまうという意味で得策とは言えませんが、それでもどうしても吐き気を抑えなければならない時には、胃腸薬に頼るのは悪い方法ではありません。

 

もちろん吐き気が完全に治る訳ではありませんが、胃酸を抑えることで吐しゃ物で食道の粘膜を傷付けることは防げます。

 

吐き気がある状態では味が付いたものを食べる事も飲む事も辛い状況なので、そんな時には水をたくさん飲むのも良い方法です。

 

水をたくさん飲む事で吐き気に襲われて吐いてしまったことで失われる水分補給にもなります。尿などでアセトアルデヒドの体外排出も進むので、吐き気が長時間続く心配も軽減出来ます。