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知らないと怖い!二日酔いが脳や身体に与える影響

二日酔いが体によくなことは承知だと思いますが、それはなぜでしょうか?

 

人の体は、毒性の強いものから優先的に処理します。
体内にアルコールが入ると、まずはアルコールの処理を行いますので、その間食べたものの処理等、日常業務は後回しになります。
言うなれば、特急電車を先に通過させて、普通電車は駅で通過待ちをしている状態です。

 

人の体は体重1kg当たり1時間に1gのアルコールしか分解できません。
2合の日本酒(アルコール度数15%)を分解するのに、体重60kgの人で約10時間かかります。
二日酔いになるほど飲んだのでは、体はいつまでたっても日常業務を再開できず、様々な疾患の原因となります。

 

二日酔いの影響は、体だけではなく脳にもダメージを与えています。
昨夜はどのようにして帰宅したのか全く覚えていない、ということはありませんか?
お酒を飲んで酔って記憶を失くすというのは、脳の海馬という部位がダメージを受けた証拠です。
このダメージは一過性のもので、いわば擦り傷のようなものです。

 

しかし、1年に2回以上アルコールに酔って記憶を失くす人は、
認知症になるリスクが10倍になる。という研究報告があります。

 

海馬がたびたびダメージを受けていると、一過性のダメージが元に戻らなくなり不可逆性のダメージとなってしまうのです。
かすり傷も度重なると瘢痕(はんこん)になります。
二日酔いよりもほろ酔い程度が、体にも脳にも良いのではないでしょうか。その方が気分も良いですしね♪

お酒は身体に良いという意見も

お酒が体に対して様々な悪影響を及ぼすという意見がある反面、お酒が持つ効果効能として健康的なメリットがあるという声もあります。
実際にお酒はすごく昔から世界各地で親しまれてきた飲み物の1つです。
そしてお酒は適度に飲む分には健康に良いとされておりその効果については食欲が増える効果や、ストレス緩和、人間関係を円滑にするなど様々なところに広がっています。
ですがこういった効果効能はあくまで適度にお酒を摂取した場合のみ適用されます。
お酒を飲めば飲むほどこういった効果が得られるわけではないので、そこは注意してくださいね。

 

まず食欲が増進するについては、まず少しの飲酒言うのは胃の中の動きを活発にします。
そうすることで胃の中が空腹感になりやすいので、食欲が増えるという原理です。
ただし、これは食欲がない人にオススメの方法であり、これ以上太る必要がない人がこういった効果を得てしまうとただの食べ過ぎにつながってしまうため、そこから太りすぎによるメタボリックシンドロームなどの生活習慣病に発展する恐れがあります。
なので人によっては健康的なメリットですし、人によっては病気を引き起こす原因にもなりかねませんので、ご自身の状態と照らし合わせながら検討していきましょう。

 

あとアルコールは血液の流れを良くする働きがあります。少しお酒を飲むと血管を拡張させることができるので、血液の流れを良くすることができるんです。
そうなると体が暖かくなったり、体の疲れが取れやすかったりと、いろんなメリットがあるんです。
また、こういったお酒の働きによって、血管の病気などの改善や予防にもつながる可能性があるそうです。

 

ストレス緩和効果については、多くの方が経験しているかもしれませんが、お酒をほどほどに飲むと、ほろ酔い気分になりすごくふわふわして気分が良くなりますよね。
こういった状態がストレスの緩和につながります。
なお中国にはお酒に関する言葉が古くからあり、酒は憂いの卵を生という言葉があるそうです。
意味としては、お酒は心の憂いを払ってくれて忘れさせてくれるものであるというものです。
つまり、落ち込んでいても嫌なことがあっても、お酒を飲めば沈んだ気分も晴れるという意味ですね。
もちろんお酒を飲むことによって全ての悩みやストレスが解消されるわけではありませんが、ただただ深刻に落ち込むよりはお酒を飲んで気分を変えるというのは良い手段の1つではないかと思います。

 

あと、お酒の場を仲間と一緒に共有するとコミニケーションが円滑になりますよね。
アルコールが体の中に入ると大脳皮質という部分が解放されるので、大脳皮質による抑制効果がなくなることにより、緊張がほぐれたり今まで話せなかったことが話せるようになったり、腹を割って話せるようなメリットがあります。
大脳皮質の働きとしては、私たちの思考や近く、運動や記憶などの機能を司る人間の思考や行動などで重要な役割があるのですが、お酒の働きにより心を適度に解してくれるわけです。
ただし、お酒に飲まれやすい人が無茶なお酒の飲み方をしてしまうと、度が過ぎてしまい言ってはいけないことややってはいけない行動をとってしまうことがあります。
その、万人にとってこういったメリットがあるとは言えませんが、人によってはお酒を飲むことでことがポジティブに進むケースも珍しくありません。
このように様々なメリットや効果があることから、お酒を適度に摂取する分には必ずしも悪いものではないという認識は持っておきたいですね。