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バファリンは二日酔いの頭痛に効くの？
このページでは二日酔いで起こる頭痛にバファリンは効くのかどうか。
『もっと良い治し方はないのか・・・』といった点もあわせて一緒に見て行きたいと思います。
二日酔いで最もつらい症状でもある頭痛。
普通の頭痛ならば痛みを抑えるにはバファリンなどの頭痛薬を飲むのは効果的ですが、二日酔いの頭痛に対しての効果はどうなんでしょう。
もし、二日酔いの頭の芯から来るようなズキズキした頭痛が治るのなら便利ですよね。
ですが、結論から言ってしまうと二日酔いの頭痛はバファリンの鎮痛効果はあまり役には立ちません。
なぜならば二日酔いで頭痛になってしまう原因が、通常の頭痛とは全く違うものだからなんです。
それどころか、バファリンで二日酔いの頭痛を治そうとしてはいけない理由があるんです！
実はバファリンの鎮痛成分は体に吸収させるために一旦肝臓を経由します。
その時に、肝細胞を傷つけてしまう可能性があるためです。
また、その証明としてバファリンのパッケージには『飲酒前後に当薬品を摂取しないでください』と明記されています。
ただし、今実際に二日酔いの頭痛に悩まされている方にバファリンよりも良い、
確実に素早く二日酔いの頭痛を治す方法をご紹介します。
まずは、二日酔いの頭痛の原因が通常の頭痛となにが違うのか見て行きましょう。
二日酔いの頭痛と他の頭痛は違うの？
二日酔いで起こる頭痛は結論から言ってしまうと、肝臓に貯蔵してある糖分が
アルコール分解やアセトアルデヒド分解のために使われてしまう事で起こります。
なぜ、糖が使われると頭痛がするのかというと・・・低血糖になるからです。
低血糖は脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足することで起こりますが、
そうなると、脳は反射的に『エネルギー源の糖が足りないからもっと寄越せ！』という命令を出します。
すると、脳に向かって血流で糖を送る血管が拡張します。
これは、意識の力でコントロール出来るものではなく、生理反射というべき症状です。
この手の頭痛はどんな痛み方をするかというと・・・
心臓の鼓動のリズムと同じ波でズキン！ズキン！とする類の痛みになってしまうんですね。
つまり、最も適切な対処方は、糖質を補給して血糖値を上げてあげる事なんです。
血糖値を上げるのに適している糖分
先ほど糖質の不足によって、血糖値が下がってしまうのが二日酔いの頭痛の原因という話をしました。
原因を取り除けば頭痛は治まるのですが、そのためには糖質の補給が必須です。肝臓に糖質を補給するのに適したものを紹介します。
糖質を補給する糖分には二つの種類があります。
ブドウ糖という名前は聞いたことがあると思いますが、これが果糖という部類に入り、フルーツジュースなどの甘みはこちらの甘みです。
もう一つはショ糖といわれるもので、サトウキビやテンサイなどの作物から取れる糖分で、お砂糖の主原料です。
甘みは果糖の方が強く、少ない量でより多くの甘みを感じさせるには向いているのですが、
二日酔いの頭痛を和らげるための糖質補給のためにはショ糖の方が向いていると言われています。
ショ糖を多く取るにはお砂糖を多めに入れたコーヒーなどは良い選択肢かも知れません。
お砂糖を多めに入れることによってショ糖はたくさん摂ることが出来ます。
また、コーヒーのカフェインには、血管を拡張させる神経伝達物質の『アデノシン』という物質の働きを若干ながら抑える働きがあります。
二日酔いの頭痛も頭が痛いという症状じたいは同じですが、バファリンなどの鎮痛剤では一時的に頭痛のつらさを押さえ込む事にしかなりません。
なので、二日酔いで頭痛に悩まされているときは、バファリンなどで対処せず、根本から治すために糖分を補給することで低血糖を回避しましょう。
スポーツドリンクで水分補給をすると良い
二日酔いの頭痛は体の中の糖分の補給が重要であるとお伝えしました。
ですが、じゃあ具体的にはどうすれば良いの？まさか砂糖をなめるわけじゃないよね？と疑問に思われる方も多いかと思います。
二日酔いで起こる頭痛の予防に大切な糖分補給に良い最適解としては『スポーツドリンク』がおすすめです。
スポーツドリンクには糖分が入っており、なおかつ水分補給のアイテムとして体に吸収されやすい特徴があるので二日酔いのこまめな水分補給をするアイテムとしても優秀なんですよ。
なので、もしも二日酔いの頭痛に悩まされているのであれば、バファリンを飲むよりスポーツドリンクをこまめに補給していく方が効果が高いと考えられます。
なお、スポーツドリンクを飲みすぎてしまうのもよくないので少し水で薄めたりするのが効果的です。