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お刺身はアルコール分解を促進させる?二日酔いにおすすめ?

アルコール分解=二日酔いと悪酔いの最善の対策なのは皆さんご存じの通りです。
良くすきっ腹にアルコールは良くないと言われますが、じゃあおつまみはなんでも良いのかというとそういう訳ではありません。

 

じゃあ何が良いのか....筆者のいちばんのおすすめは、お刺身です。
意外でしたか?
お刺身がお酒のおつまみなんて定番な感じがしますよね。

 

 

そのお刺身がなぜアルコール分解に良いのか・・・その理由はタウリンという成分です。
実はタウリンは、肝臓の中でアンモニアの解毒回路として働くオルニチンサイクルにとって助けになってくれる働きがあるんです。
このタウリンという成分は動物性タンパク質を含む食材から摂ることができるのですが、それに最適なのがお刺身というわけなんです。

 

その理由をもう少し詳しくご紹介しますので、続きを読んでみてください。

 

オルニチンサイクルを働かせるためには刺身が一番?お肉では?

オルニチンサイクルと言ってもいまいち聞き覚えのないという方もいらっしゃるかも知れません。
オルニチンサイクルとは、肝臓の解毒機能のことで、正確には『尿素回路(にょうそかいろ)』と言います。

 

オルニチンサイクルの働きは、前述の通り肝臓の中にある解毒機能なのですが、解毒する毒素の種類は尿素(アンモニア)なのですが、
それが解毒されて無害な『尿』として排出されることで肝臓の主要な働きであるブドウ糖の産生(グリコーゲン産生)が進められるようになるという仕組みです。
それによってお酒を飲むことで身体がだるくなったり、頭がボォーっとしてしまう状態から立ち直ることができるということなんですね。

 

そのオルニチンサイクルを有効に働かせるためには動物性タンパク質を摂るのが一番大切で、その役に立つのが魚の刺身などに含まれるタウリンというわけです。

 

 

また、同じ動物性タンパク質が摂れるという意味では牛肉や豚肉でも良さそうな気がしますよね。
それらは体内酵素のリパーゼの働きで分解されないとエネルギーとして使うことができない動物性脂肪をたくさん含んでいる上に、
その大部分が血中コレステロール値を上昇させてしまうため、タンパク質を摂取するためのベースとしては無駄な遠回りが多くなり、
その分肝臓の働きに対して負担が大きくロスになってしまうということで、同じ動物性タンパク質でもお魚の方が二日酔い予防に生かしやすいというわけなんです。

 

豚や牛にある脂肪は、肝臓で代謝されて全身に回るまで成長ホルモンとして働く事は出来ません。
ところがお酒を飲んでいるときはアルコール分解という仕事と並行して行わなければならないためにアルコール分解と交互かもしくはアルコール分解が優先という事になってしまいます。
するとせっかく豚肉や牛肉で摂った動物性タンパク質の働きを脂肪の代謝が邪魔してしまうという矛盾が生じてしまうんです。

 

ちなみにお刺身は低温でしかも唾液で分解される脂肪しか含んでいないために素早く肝臓に吸収されます。
つまりよりストレートに動物性タンパク質をアルコール分解のために使う事がお刺身なら出来るという訳です。

 

お刺身がアルコール分解の役に立ってくれるという理由がなかなか説明しにくいのは、話が長くなってしまうという欠点もあって一般的に理解されにくい理由になってしまっていました。
お刺身をアルコール分解に有効に使って是非楽しいお酒を飲んで下さいね。

 

 

お刺身の他にオススメは?

ここでは、お刺身が二日酔い対策にオススメだとお伝えしましたが、場所によってはお刺身が取り扱われていない居酒屋さんもあるかと思います。
そういった場合、その他にどんなおつまみをチョイスすれば良いのでしょうか。
その答えはキャベツです。
お刺身がなくてもキャベツを提供している居酒屋さんは比較的多いかと思います。
キャベツには二日酔い予防に最適とされているファイトケミカルという成分が含まれています。この成分は、野菜が作っている天然の機能性成分で抗酸化作用があると言われているんです。

 

アルコールというのは、代謝されるとアセトアルデヒドという成分に変わるのですが、そもそもこれが二日酔いの元凶です。
なんとキャベツに含まれるファイトケミカルは肝臓の解毒酵素を増やしてアセトアルデヒドの解毒をサポートしてくれるのです。

 

なので、もしも飲みの席にお刺身が用意できない場合は、キャベツを摂取しましょう。
ちなみにこのキャベツによる解毒作用のサポートは、飲み終わった後でも有効ですので、飲み会の後に二日酔い対策として家の冷蔵庫の中にあるキャベツをポリポリつまむのも1つの手です。

 

二日酔いや悪酔い対策はその場の飲み方が最も重要

ここでは、お刺身やキャベツなどの魅力をお伝えしましたが、何を言ってもその時の飲み方が1番重要です。
特に重要となるのが、アルコールをゆっくりと体に運んで行くかです。
そのためにできることといえばいろいろありますが、お酒を飲みながらこまめに水分補給をすることや、アルコール濃度が低いお酒をできるだけ選ぶようにすることなども大切です。

 

あと、多くの方は飲み会前の二日酔い対策を忘れてしまったり、飲み会中に悪酔いするような飲み方をしてしまうと、もう後戻りはできないとあきらめてしまう方が多いのですが、実は飲み終わった後も翌日の二日酔いを防ぐためにできることがたくさんあるんです。

 

それは、先程のキャベツの所でも、肝臓の働きをサポートするためにそれに必要な成分を補給することもそうなのですが、お酒を飲みは水分補給をしたりすることは十分に意味があることなのです。その際は30分から1時間おきにこまめに水分補給をしたりすることが大切です。
二日酔いでつらい症状は、多くの場合は水分不足によるものだと言われています。

 

お酒を飲み終わった後もしっかりと水分補給をしてことでそういった不快な症状を避けることができます。
また、お酒の種類は寝ている間に行われて行きますので、その時に必要な水分を寝る前にガッツリと補給しておくことも大切です。

 

寝る直前までの水分補給は少量でも良いのでこまめに行うのですが、寝る直前の水分補給は、コップ2杯から3杯程度の水分でも良いという位多めに摂取します。
そうすることにより、寝ている間の脱水症状を防ぐこともできますし、寝ている間に体が勝手に体内の毒素こお掃除してくれるので、翌日に最悪の二日酔いの状態を避けることができます。

 

二日酔い対策はトータルで行うことが重要ですので『できるだけたっぷり多めのお水を飲んでから寝る』というのも二日酔いを防ぐポイントになるんですね。