景品表示

記事内に広告を含む場合があります

オルニチンの効果と二日酔いに効く摂り方

このページでは、二日酔いに効くオルニチンの効果を一緒に見て行きたいと思います。

 

また、ページの文末の方ではオルニチンを摂れる食材や摂るべき量や摂り過ぎ、副作用は大丈夫なの?などなども見て行きたいと思います。

 

なんだか肝臓に良さそうっていうのは分かるけど、いまいち正体のわからない『オルニチンっていったいなに?』というところから見て行きましょう。

そもそもオルニチンってなに?

オルニチンとは、身体の中でタンパク質に合成されるアミノ酸の1種です。

 

ご存じの方も多いと思いますが、アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2種類があります。

 

必須アミノ酸は体内で合成できず、食べ物やさぷりなどから摂らなければいけないアミノ酸。

 

非必須アミノ酸は体内で合成できるアミノ酸で、食べ物やサプリなどから摂取する必要のないものです。

 

オルニチンは、非必須アミノ酸の仲間のひとつですので、毎日摂らなければいけないというものではありません。

オルニチンの効果

オルニチンの効果は、体内でアンモニアの解毒を行ってくれます。

 

この働きは、肝臓の中の尿素解毒回路(オルニチンサイクル)の主成分であることから来るものです。

 

オルニチンじたいが直接アルコールを分解するようなものではなく、肝臓の働きを阻害するアンモニアの解毒を行うことで肝臓の許容範囲を広げてあげるという意味になります。

 

オルニチンの効果は

  • アンモニア分解と排出
  • 肝機能の強化
  • 飲酒後の身体のだるさの疲労感の軽減

といったところになります。

 

ちなみに、二日酔いに効くと言われるオルニチンの働きは、オルニチンと同じ非必須アミノ酸の仲間であるアルギニン(アスパラギン酸)との同時摂取で可能になります。

 

というのは、オルニチンサイクルの働きが解毒とATP産生を行って身体のエネルギーを作り出しているためです。

 

肝臓は、活動エネルギーになる糖の貯蔵を行っているため、肝機能を正常化することが二日酔いの予防や疲れやすさの改善につながるんですね。

オルニチンが摂れる食材

オルニチンが摂れる食材は、次の通りです。

  • しじみ(10.7〜15.3mg)
  • ヒラメ(0.6〜4.2mg)
  • キハダマグロ(1.9〜7.2mg)
  • チーズ(0.8〜8.5mg)
  • エノキ茸(14.0mg)

※食べ物の名前の隣のカッコ内の数字は100gあたりの含有量

 

これらの食べ物から摂れるオルニチンは、前述の通り疲れを取ってくれたり、肝機能の向上で二日酔い予防に効果が期待出来るので、お酒を飲む機会が多い方は摂っておきたいですね。

オルニチンの摂り過ぎで副作用はないの?

オルニチンは、前述の通り非必須アミノ酸のひとつで、体内で合成できるものであり、不要な分は尿や汗と共に排出されます。

 

なので、基本的に過剰摂取による副作用はないと言われています。

 

ただし、慢性肝炎やC型肝炎などの重大な肝機能障害と診断されている方は、オルニチンサイクルが充分に機能していないため、排出が行われない可能性があり、下痢や嘔吐などの副作用は起こり得るそうです。

 

ただし、これは前述の通りの肝機能障害で、尚且つ食べ物からではなく、サプリメントで用法や用量に従わず、無茶な摂り方をした場合ということですので、健康体の方が普通に摂取量を間違わず摂っている限りは『副作用の心配はほぼない』と言えますね。

二日酔いに効くオルニチンの摂り方

ちょっと話がオルニチンから脱線してしまいますが、同じく二日酔いに効くものとして有名なウコンがありますよね。

 

ウコンは腸の蠕動運動(消化吸収と排泄物を後方に送り出す動きです。)を助ける働きがあるので、お酒を飲む前に摂っておいた方が良いです。

 

一方、オルニチンは肝臓の働き自体を助けます。疲れを取り除くのも肝臓の大切な仕事です。
というのも疲れ自体が毒素だそうです。乳酸値だとかいろいろあるらしいですね。

 

アンモニアを代謝・排出するのと同じ要領で肝臓はすべての体内の毒素の分解を担当している大切な部署で、しかも毒素排出に於いては唯一にして最大の器官ですからね。

 

その働きを助けてくれるオルニチンは貴重な栄養素と云う事になりますね。二日酔いに効くだけでなく身体の全体的な健康のためにも大切なのがオルニチンなんですね。

 

すみません。結論を言い忘れてしまうところでした。

 

オルニチンは毒素を分解・代謝している肝臓を助けてくれます。
なので、オルニチンを摂るとしたらお酒を飲んだ後に摂るのが良いです。

 

ただしサプリメントで日頃から摂っているよ。と云う方は特段に今日は飲み会だから朝は飲まないでお酒を飲み終わってからにしようとか意識をする必要はありません。

 

むしろいつものリズムを崩さない方がメリットがあると考えられます。

 

人間の身体は基本的には急激な変化に弱いですからね。オルニチンにしてもそれは同じことが言えます。

オルニチンを摂ってはいけない人っている?

オルニチンを摂ってはいけない方もおられます。

 

慢性肝炎、C型肝炎、脂肪肝などの肝機能障害を起こしている方は、食べ物のシジミを食べるのは禁忌とされています。

 

これはどういう事かというと、肝臓は血液の材料として鉄分を貯蔵したり、身体のエネルギーになる糖分を貯蔵したりしています。

 

そういった働きと食べ物のしじみに含まれているアミノ酸の一部の相性が良くないためという事なんですね。

 

ちなみに話は少しそれますが、C型肝炎は血液製剤からの感染はあり得ますが、感染する力が弱いため性行為による、いわゆる『接触感染』はないそうです。

 

また、接触感染があり得ないことから、空気感染や唾液や汗などによる飛沫感染などはもっとあり得ません。

 

なので、家族や親戚がC型肝炎に感染していたとしても、避けたり話しかけないなどの過剰な反応をする必要はありません。

 

また、C型肝炎の治療のために飲んでいる薬との禁忌ではなく、肝機能障害を起こしている肝臓にしじみに含まれるアミノ酸の一部が相性が良くないだけなので、しじみが好きだからもともと食べているという方が、今すぐしじみを一個たりとも食べてはいけないというわけではないそうです。