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二日酔いの症状を改善するカギは『水分』

二日酔いは、ビールや日本酒・焼酎などのアルコールを代謝能力以上に摂取しておこる身体の現象になります。
アルコールには血管を広げる作用があります。

 

その働きが長く続くことによって血管が炎症して頭痛を引き起こす症状がでることがあります。
二日酔いの頭痛は、起きた時から始まり長く続くのが特徴です。二日酔いの症状で最も多いのがだるさ・吐き気・食欲不振・倦怠感などの症状になります。
これらは脱水症状から起こることが多いです。二日酔いの症状の原因になるアセトアルデヒドの脱水素酵素は、水と糖質を必要とするからです。

 

アルコールは『バソプレシン』という利尿ホルモンを分泌してしまう性質を持っているためお酒を飲むことによって摂取した水分以上の水分が排出されてしまうことが原因です。
飲酒で起こる脱水症状は本当にさまざまなつらい症状を引き起こす『引き金』になります。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 身体のダルさ
  • 眩暈(めまい)
  • 耳鳴り

このような症状が起こるのですが、これでさらに水分補給をしないでいるとどんどん水分が失われて行くことになります。
つまり『脱水状態が悪化する』ということになります。
ちなみに先ほど挙げた症状は、大体2〜5%前後の水分が失われた状態によって起こります。
これがさらに悪化して6〜10%、またはそれ以上の水分が失われた状態になると、手足のけいれん(しびれ・震え)なども起こり、最終的に20%の水分喪失に達すると『命の危機』になります。
もちろん、そうなる前に喉も強烈に渇きますし、水を飲まずにはいられなくなるので最悪の状態になることは極めて稀なことです。
しかしながら、お酒に含まれるアルコールには『体液(水分)を脱水状態に追い込んでしまう基本的な性質がある』ということは覚えておきましょう。

 

ビール500mlを2本飲むだけで1L以上の体の水分が失われます。
アルコール度数が高いものほど脱水症状がおこりやすくなります。

 

飲酒によって低血糖になることもあります。アルコールを分解している間に糖分が不足することが原因でおこります。
このことによって体の倦怠感などの症状が起こってしまいます。

 

アセトアルデヒドが体内に残っていると二日酔いの症状がでるので、解毒する必要があります。
しじみやはまぐり・あさりなどの貝類を摂取すると良いです。
飲みすぎたと思った時は、ごまや玄米・ウコンなどを積極的に摂取すると二日酔いの症状の改善に有効です。

二日酔いを改善するためにしたいこと

それでは今度は、二日酔いの改善にはどんなことをやっていけば良いのかお話ししていきたいと思います。
先程の段落でもお話ししたように、基本的には二日酔いの症状はアセトアルデヒドという有害物質が体の中に残ってしまっていることが原因です。
それに加えてアルコールを処理する段階でたくさんの水分を消費してしまうことから、脱水症状による身体の不調も二日酔いの症状としてあります。
大まかにこの2つのことが原因で二日酔いの不快な症状が発生しているわけですが、この2つの症状に対して同時にアプローチすることができるのが水分です。
いろんなところで二日酔い対策にはこまめな水分補給が重要であると言われていますが、それにはきちんと根拠があります。
まず体の中に残ってしまったアセトアルデヒドは、肝臓でさらに細かく分解されていくのですが、この段階でたくさんの水分を使うんです。
そうであるにもかかわらず、もしも体の中に必要なだけの水分が足りていない状態であれば、せっかく体の準備は整っているのに必要な材料がないがゆえにアセトアルデヒドの分解ができずにアルコールの解消が遅れてしまいます。
ですので、まずはこまめな水分補給を始めることをお勧めしています。
こまめな水分補給のやり方としては、毎回の水分補給の量はコップいっぱい分の水で構いません。
ですがこのぐらいの量を朝起きてから二日酔いの症状が落ち着くまでの間、できれば30分に1度程度の頻度でこまめに補給していきたいのです。
2リットルから3リットルほどのたくさんの水を短時間でまとめて飲んでしまうのも方法の1つとしては考えられますが、私たちの体はいっぺんにたくさんの水を上手に処理できるようになっていないので、仮に2リットルの水を一気飲みしたとしても、1部が活用されて残りのほとんどはそのまま尿として外に排出されてしまうようなイメージです。
その努力や水が無駄になってしまうのでその方法はあまりオススメできません。
あくまでこまめにコツコツと水分補給をしていきましょう。
また水分補給の時の水分選びは、子供が好むような甘いジュースなどはできるだけ避けるようにしてください。
そういった飲み物には、人工甘味料など人間の体にとって良くない成分がたくさん含まれている場合もあります。
そういった成分もアルコールと同じく肝臓で処理されていきますので、肝臓に余計な働きをさせてしまうことになります。
なのでできれば混じり気のない水を飲むようにしましょう。
なお、1つ例外があってそれはスポーツドリンクです。
スポーツドリンクの場合私たちの体に吸収されやすいような作りになっている上に二日酔いの時に不足しがちな糖分や塩分が補給できるので二日酔いの対策アイテムとしては非常に優秀です。
とは言え、スポーツドリンクばかりを集中的に飲んでしまっては、今度は塩分や糖分の過剰摂取になってしまいますので、あくまでほどほどに摂取することと、余裕があれば水で薄めて少しずつ補給するような感じがベストです。

 

後はこのような水分補給はしっかりできた上で行いたいのがウォーキングです。
昔からよく言われていますが、酔っ払ってしまったときその酔いを覚ますためにはお散歩するのが1番だと言われています。
実際にそうすることによって体の中の血液の循環が良くなり代謝が促されるので、効率よくアセトアルデヒドの処理を行うことができます。
なので通勤通学の時に交通機関を活用せずにとこでちょうど良い区間があるのであれば、あえて歩きを選択することや、時間があれば10分でも20分でも外をウォーキングしてみましょう。
ただ脱水症状のままそれを行うのは危険ですのでしっかりと水分補給はしておきましょうね。