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知ることで役立つ『悪酔い』と『二日酔い』の違い
このページでは悪酔いと二日酔いの違いについて詳しくご紹介しつつそれぞれの原因や体質などについて一緒に考えてみたいと思います。
皆さんもご存じの通り、悪酔いはお酒の飲んでいる席で『すぐにその場でなってしまう悪い酔い方』です。
一方で二日酔いは、お酒を飲んだ翌日に頭痛や吐き気、身体のだるさなどいろいろな症状が出て体調が悪くなってしまう酔い方。
大きな違いというのは時間的な概念が主なものとなっているのがわかると思います。
どちらも『悪い酔い方』で体調が悪くなってしまうことに変わりはありませんが、
予防と対策のためには、原因物質や体質の差によって自分にはどちらが起こりやすいのかなどを知っておくことも大切ですよね。
悪酔いと二日酔いの違いを知る前に大前提として知っておきたいことがわたし達日本人の体質についてです。
わたし達日本人は、世界的にみると『お酒には強くない人種』と言われています。
え!ウソ!?友達で『うわばみ』と言われるくらいお酒に強い奴がいるんだけど・・・
という方もいらっしゃるかも知れませんね。
もちろん日本人でも、まれにそのような『体質的にお酒に強い人』はいます。
ですが、あくまでもそういった人は『きわめて稀な例』と言えます。
基本的にわたし達日本人は、アルコール分解酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素の活性型が、弱いという方が6割近く。
また、体質的にお酒に含まれるアルコールをほとんど分解できない『不活性型の方』も2割弱はいます。
そんなわたし達がお酒を嫌な想いをせずに楽しむには『悪酔いと二日酔い』を予防したり、または万が一なってしまった場合でも、出来る限り早く治すのが大切です。
ところで、この『悪酔い』と『二日酔い』
症状は似たようなもので、頭痛やだるさ、吐き気、嘔吐などがあります。
ところが、お酒を飲んだ後のタイミングによって、悪酔いと呼んだり、二日酔いと呼んだりします。
どちらも、嫌なもので絶対に防ぎたいものなのですが、そのためには悪酔いの二日酔いの違いや実際に身体の中で何が起こっているのかを知る事も大切になってきます。
そこで、このページでは『悪酔いと二日酔い違いや原因を正しく知って予防や対策に役立てよう!』という趣旨でお話をしたいと思います。
悪酔いと二日酔いの違い
悪酔いと二日酔いの違いは、原因物質とメカニズムが違っており、
冒頭で軽く触れたような症状やお酒を飲んですぐになるか翌日になるかの違いだけではない。というのがこの段落を読んで頂けるとお分かりいただけるかと思います。
悪酔いの原因物質とメカニズム
お酒を飲んでから2〜5時間以内に起こる不快な症状の事を『悪酔い』と言います。
症状としては『吐き気がほとんどを占める』というのが特徴で、良く聞くのが『トイレから出られなくなる』という話です。
また、身体が言うことを聞かなくなって動けなくなるという方もいます。
この悪酔いの原因物質は『お酒に含まれるアルコール』にあります。
アルコールには、体内の水分を奪う『脱水・利尿作用』があり、血中アルコール濃度が高い状態で起こり
『お酒に弱い人で起こりやすく、お酒を大量に短時間で飲んでいなくてもなる』という特徴があります。
アルコールは、体内に入ると胃粘膜で20%弱。その後に小腸で80%あまりが吸収され、
肝臓に運ばれ、胆汁酸(たんじゅうさん)やアルコール分解酵素(ADH)によって分解されるのですが
そのために体内の水分や糖質が大量に消費されるので、体液やブドウ糖が減ってしまうことで
その反作用が悪酔いのメカニズムと考えられます。
原因はアルコールに対する体質的な弱さと肝臓の仕事量が短時間で急激に増えてしまうことで
アルコールが持つ脱水・利尿作用も悪酔いの原因と言えます。
自分がアルコールに弱いかどうかの体質的な違いが分からないという方もいらっしゃるはずなので
そういった方はアルコールパッチテストのページをご覧いただいて
自分自身がアルコールに弱い体質なのかどうかの『おおよその目安を知る』ことも大切になってくるのではないかと思います。
ここまでが悪酔いの原因物質やメカニズムとなっています。
また、悪酔いは二日酔いと比べると、時間的な概念だけではなく、
どういう方がどんなお酒の飲み方をするのかというのも違いとして現れてきます。
それは、普段あまりお酒を飲まなかったり、お酒自体が苦手な方が陥りやすく、
自分のお酒のペースや限界をあまりわからないまま飲んだ結果として
悪酔いにつながるという傾向が多いんですよね。
二日酔いについては、発生メカニズムや原因物質が違っており、こちらも次の段落で詳しくご紹介します。
二日酔いの原因物質とメカニズム
二日酔いはお酒を飲んですぐの血中アルコール濃度が高い状態ではなく、そのアルコールが一時分解され
『アセトアルデヒド』という非常に毒性の強い中間物質に変換された時点で起こります。
つまり、アルコールがアセトアルデヒドに分解されて、体外に排出されるまでの間の
アセトアルデヒドの体内濃度が高まった時に起こってしまうということのようです。
また、お酒の種類によっても二日酔いになりやすいお酒と悪酔いになりやすいお酒があると考えられます。
これは、お酒に含まれる不純物に対して『異物としてアセトアルデヒドとともに拒絶反応を起こしてしまいやすい』のが原因と考えられるのですが、
お酒の種類と二日酔い、悪酔いは体質の差も関係してきます。
お酒の種類と二日酔いの関係についてはこちらのページをご覧ください。
二日酔いはアセトアルデヒドの毒性が原因ではない?
お酒を飲んでから8〜14時間後に起こる不快な症状を『二日酔い』と言います。
今までは、アルコール分解によって変換された中間物質のアセトアルデヒドの毒性によって
引き起こされる症状と言われていましたが、どうやら違うらしいという事が分かり始めて来ました。
ところが、二日酔いの最中お方の血液検査をすると、
アセトアルデヒドの血中濃度が、低くなり始めてから起こる事がわかっています。
まだ、完全には解明されていないそうなのですが、学会や研究機関の調査によると、
アルコールやアセトアルデヒドが神経伝達物質のドーパミンやアドレナリンを刺激して
脳が感知している危険を身体に知らせようとする事が『二日酔いの原因』と言われるようになっています。
悪酔いと二日酔いの違いのまとめ
その昔、二日酔いと悪酔いは直接的な原因になる引き金になる物質が同じものと考えられていました。
どちらもちょっとした症状の違いはあっても『お酒を飲んで起こる症状』であることに変わりはないですからね。
どちらも、アルコールとアセトアルデヒドによるもので、血中濃度が高まっていると起こる事で、悪酔いになるか二日酔いになるかは体質や飲んだ量、またはペースによって左右されるとか考えられていたんです。
今まで、二日酔いと悪酔いは直接的な原因になる引き金になる物質が同じものと考えられていました。
どちらも、アルコールとアセトアルデヒドによるもので、血中濃度が高まっていると起こる事で、
悪酔いになるか二日酔いになるかは体質や飲んだ量、またはペースによって左右されるとか考えられていたんです。
ですが、悪酔いと二日酔いの違いがはっきり分ける事が出来るようになりつつあるという事は、
逆に言えば『完全な予防やなってしまった後での対策』も出来るようになるという事のように思います。
ですが、悪酔いと二日酔いの違いがはっきり分ける事が出来るようになりつつあるという事は、逆に言えば『完全な予防やなってしまった後での対策』も出来るようになるという事のように思います。
ただし、悪酔いと二日酔いに共通する点は「肝臓の働きをよりベストな状態に整えておくことである程度予防できる」ということが共通しています。
というのも、アルコールにしてもそのアルコールが分解された後にできてしまう習慣物質のアセトアルデヒドにしても、こちらも肝臓の解毒機能を使って分解されることに変わりは無いからです。
また人間の体の中にある体内酵素の働きが万全な状態になっているかどうかということも大切なので、疲れを溜めないようにすることと肝臓の働きを良い状態に保っておく事が大切になってくるんですね。
もちろん、お酒を飲みすぎないようにすることやお酒を飲むペースをほどほどに抑える事も大切です。
また、定期的に肝臓を休める事を大切になってきますね。
自分の身体は自分で守るしかないのが大人です。
二日酔いになるとか悪酔いになってしまうとかいったことを予防することも大切ですが、くれぐれも健康を損なわないように楽しいお酒の飲み方をするようにしたいところですね。
お酒が弱い人は悪酔いと二日酔いを避けられないの?
もともとお酒がさほど強くなくて飲み会のたびに悪酔いもしくは二日酔いになってしまい頭を抱えている方も少なくないと思います。
確かにお酒が弱い人はアセトアルデヒドの処理が通常よりも遅いため悪酔いや二日酔いのリスクは高くなってしまうものの、
いろんなことを工夫することで悪酔いや二日酔いのリスクを下げることができます。
有名どころで言うとウコンドリンクやサプリメントを活用するなどもそうですが、
飲み会の最中にハイペースでアルコール度数が高いものを飲まないようにするなど
そういった工夫を徹底することで悪酔いのリスクを下げることもできますし二日酔いのリスクも下げることができます。