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お酒と上手に付き合っていくために知っておきたいこと

これから年末に向けて夏のビアガーデンなどとは、また違った意味でお酒の席や付き合いが増えます。料理もおいしい季節ですしね♪

 

ところが、こうなってくると心配なのがついつい陥りがちな二日酔いです。

 

そこでお酒の種類を改めて知識として知っておくとサプリメントに頼らない二日酔い対策に生かせるのではないでしょうか。

 

普段から何かと機会があるごとに飲むお酒ですが、いろいろと種類があるのは皆さんご存じの通りです。

 

品名という意味ではありませんが、お酒の種類は大別すると3つのタイプに分ける事が出来ます。

  1. 醸造酒
  2. 蒸留酒
  3. リキュール

この3タイプなのですが、実は二日酔いになりやすいお酒と、そうでないお酒があるというのはご存じでしたか?

 

この中で二日酔い・悪酔いしやすいお酒は醸造酒で、日本酒やワイン、ビール、果実酒、スパークリングワイン etc...です。
原料をアルコール酵母で醗酵させる事によって出来るお酒ですね。

 

もう一つの蒸留酒は醸造過程で出来たお酒を、更に蒸留過程を経て不純物を取り除いたものを言います。

 

ウィスキーやウォッカ、焼酎、泡盛、ジン、ブランデー、カルバァドス、テキーラ、ラム etc....です。
比較的アルコール度数が高いお酒ですが、アルコール度数が高めのお酒が二日酔いしにくいなんて意外ですよね。

 

実はこれには訳があって、アルコールにも種類があって蒸留する過程で、ある一定温度まで酒種(さかだね)になるものを沸騰させるので、アルコールの種類自体も単一種に絞られるというのが、アルコール度数が高いにも関わらず比較的二日酔いになりにくい理由です。しかし度数は高いので肝臓のキャパ以上のペースで飲めば悪酔いになりますし、二日酔いにもなります。

 

もう一つのリキュールは蒸留酒に果実やハーブを加えて、それらの香味を蒸留酒に移してお砂糖、シロップを加えて着色料などで色づけして調整したお酒です。

 

カクテルの素材になるのは皆さんご存知の通りです。
カクテルは一部を除いて飲み口がフルーティーなものやジュースみたいなものもあり、ものによっては子供でも飲めるようなお酒もあります。(飲ませちゃいけませんけどね。苦笑)

 

ちなみに蒸留種が元になっているリキュールのカクテルといえども飲み口の良さから量が入ってしまいやすいお酒なので、注意が必要なのは言うまでもありません。

アルコールの種類と肝臓の働き

二日酔いとアルコールの種類の関係ですが、アルコールとひと口に言っても種類があります。それはエタノールとメタノールです。

 

ちなみにお酒に含まれているアルコールは、主にエタノールです。
エタノールは体内に入るとアルコール分解酵素(脱水素酵素)によってアセトアルデヒドに分解され(これが二日酔いの原因ですね。)最終的には水と炭酸ガスに分解されて体外に排出されます。

 

一方のメタノールは体内に入ってきた場合は、ホルムアルデヒドに分解されます。ホルムアルデヒドというと聞き慣れた名前ですよね。

 

そうです。壁紙の接着剤などに使われる(使われていた。)有害物質です。
さらに悪い事にメタノールが分解されたホルムアルデヒドの毒性は非常に高く失明の恐れもあります。

 

余談ではありますが、メタノールを混ぜたお酒が終戦直後の日本ではヤミ市などで売られていたこともあったそうで(名前はバクダン。)これを大量に飲んで実際に失明してしまった方もいるそうです。
ただし現在では、普通にお酒を飲んでいる限りはメタノールを飲んでしまう心配はないのでご安心を。

 

それ以外にもアルコールには複数の種類があり、中にはグリセリンのように医療分野で利用されるものもあり、これらも醸造酒やリキュールの場合は入っています。

 

肝臓は、複数種のアルコールが同時に入ってくると、それぞれに対して分解酵素を分泌しなければならず仕事量が多くなってしまいます。

 

アルコールはそれぞれの種類ごとに沸点の違いがあるので、蒸留過程でエタノールだけを取り出すことが出来るんですね。これが蒸留酒が二日酔いしにくい原因といわれる理由です。

蒸留酒が二日酔いしにくいと言っても....

醸造酒は原料を酵母でアルコール発酵させただけのものなので不純物が含まれている。というお話を聞いた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この場合の不純物とはフーゼル油、アセトン、タンニンなどのことを指します。

 

これらがなぜ不純物と言われているかというと蒸留酒自体が、沸騰させる事でアセトンなど不純物を取り除く事を目的としたお酒だからです。

 

そしてこれらの不純物は二日酔いの中でも頭痛や吐き気、筋肉痛、めまいなどの原因になると言われています。

 

昔の人は経験則で二日酔い・悪酔いが発生する条件を知っていたのかも知れませんね。

 

ただし蒸留酒でも価格が安いものは蒸留過程を手短に済ませているものもあり、蒸留酒だからと云って必ず二日酔いになりにくいとは言い切れません。

 

それと同じく、単純にお酒は好きだけど弱いという方も蒸留酒で二日酔いをする可能性はあるので注意が必要なのは言うまでもありません。

 

あくまでも二日酔い・悪酔いの一番の原因はアルコールの総量なので、もし飲みすぎたなと感じたらサプリメントを使うなり水をたくさん飲むなりするのが良いです。

 

いくらサプリメントに頼らない二日酔い予防とは言って、やせ我慢しても苦しいだけで意味がありませんから...