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二日酔いに効く成分|L-システイン

二日酔いに効く薬としてハイチオールCが紹介されています。
なぜハイチオールCが二日酔いに良いのかと云うと成分に、L-システインが含まれているからです。

 

L-システインとは、純粋な薬成分ではなく、肌や粘膜の健康を維持するのに必要なアミノ酸の一種です。
身近なところで云うと、パンを焼くときにふんわりさせるのにもつかわれています。

 

このL-システインが二日酔いに効くと言われる理由は、口の渇きに対する効果の他に、解毒作用を持っている抗酸化物質でもある事から、
お酒を飲んだ時にアルコールが分解されて出来る中間物質のアセトアルデヒドの無毒化をする力があり、それが二日酔いの様々な辛い症状に効果があると言われています。
さらに、このL-システインは、過剰摂取による副作用もほとんどない事から、もっとも人体に安全な有効成分として使われています。

 

ちなみにハイチオールCの効能の中には、二日酔いの中毒症状の改善も含まれている事は、皆さんもご存じの通りです。
二日酔いのツラい症状になってしまった時にハイチオールCを飲むのは、実は理に叶っていたという訳ですね。

L-システインは髪の毛の健康にもメリットがある

二日酔いの話からは少し離れてしまいますが、L-システインには二日酔い対策へのメリットと以外にも様々な効果効能が期待されているアミノ酸でもあるんです。
まずL-システインは髪の毛の健康保つために重要な成分の1つでもあると言われており、髪の毛の構成されている成分のうち99%がケラチンというタンパク質で占められているのですが、そのケラチンは18種類ものアミノ酸が合成して作られていてその組織を調べるとその中の18%程度にL-システインが含まれているのです。
この数字を見るだけでも、L-システインが私たちの髪の毛にとって非常に重要な存在であることがわかりますよね。
もしもL-システインが減ってしまうとどうなるのか、髪の毛を作り出す時に十分な量の供給ができなくなるため、太くて強い髪の毛を作りにくくなってしまうんです。
つまり、キレやすく抜けやすい髪の毛が育ってしまうんです。

L-システインを日常生活の中で効率よく摂取していくには

L-システインは、アルコールの分解以外にも、髪の毛に使われる重要な成分であることがわかりましたね。
このほかには実は美容の面でもL-システインは使われており、体の中でいろんな働きをすることがわかっています。
そんなL-システインですから、常に積極的に補給していないとL-システインが不足する状態になり、もしも不足している状態でたくさんのアルコールを摂取すれば、その分解にL-システインが使われてしまうので髪の毛やお肌に悪い影響が出てしまうことも考えられます。
では、L-システインはどのようにすれば効率よく摂取することができるのでしょうか。

 

調べたところ、L-システインが含まれている食品は、ブロッコリーやニンニクなどが挙げられるそうなのですが、実はそういった食品に含まれるとっては非常に少ないため、それだけで一生懸命摂取しようとしても大きく不足すると言われています。
しかし、L-システインは体の中で作り出すことができるアミノ酸でもあるので、L-システインの合成の材料になるメチオニンという成分を摂取していくことでL-システインを効率よく増やすことができると言われています。

 

そのメチオニンという成分は、体の中では作り出すことができないアミノ酸になりますが、身近な食べ物で言うと、のり、チーズ、鶏肉、大豆などにたくさん含まれています。
L-システインに比べるとメチオニンの方が私たちにとって身近な多くの食品に含まれていますので、比較的摂取しやすいかと思います。
そういった食べ物を日常的に摂取していくことでもしものときのL-システイン不足をカバーすることができるかもしれませんね。

L-システインを無駄にしない賢い飲み方を実践

実際に飲み会の時、たくさんのアルコールを摂取してしまえばその分L-システインが消費されることになってしまいます。
しかし、逆を言えば、アルコールをあまり摂取しなければL-システインの無駄遣いにならず、L-システイン不足による様々なデメリットの回避にもつながります。
なので、飲み会の最中はできるだけアルコール濃度が低いお酒を選ぶとか、後は飲んだふりをして実はあまり飲んでいないとか、そういった小技のようなものも使いながら、アルコールの摂取をコントロールしていきましょう。
そうすることがそもそもの悪酔いや二日酔い対策になりますし、L-システインの無駄遣いを防ぐこともできます。

 

なお、アルコールを水で薄めるなどの方法は、二日酔い対策としては効果的ですが、結局のところはアルコールの吸収速度を遅れさせたり血中アルコール濃度を下げるだけです。
最終的には遅かれ早かれそれらをL-システインを使って分解しなければいけないので、アルコールを水で薄めるという方法はL-システインの節約にはならない事は覚えておきましょう。
ただ、悪酔いや二日酔いのリスクを下げる有効な手段の1つですので、飲み会の時はぜひ忘れないで実践していきたいですね。